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衝撃のニュースである。
中山グランドジャンプのために来日していたオーストラリアの馬、カラジが中山競馬場での調教後に屈腱炎を発症していることが判明。そのまま引退だそうだ。今年の中山大障害の本命馬だったのに。
カラジといえば中山グランドジャンプを目下3連勝中の馬。同一GI3年連続制覇の偉業を継続中だった馬である。今年もペガサスジャンプS→中山大障害と恒例のローテーションで臨むべく来日中だった。近年は自国オーストラリアでは平地競走しか使わずに、日本に来たときだけ障害を走っていた。それでいて中山グランドジャンプは毎年の様に勝利を者にする。私の中山大障害本命馬が・・・。
カラジが出走しないのも残念だが、カラジに騎乗予定のスコット騎手の騎乗が見れないのも残念。あのダイナミックな風車鞭は見ものであった。今年は出場できないが、来年の中山グランドジャンプではぜひ別の馬で来日して出走して欲しいものである。
カラジ、屈腱炎で引退へ
29日(土)のペガサスジャンプS(OP)に出走を予定していたカラジ(セン13、豪・E.マスグローヴ厩舎)が、27日の中山競馬場芝コースでの調教後、右前浅屈腱炎を発症。同レースを回避することがわかった。このまま引退となる見込み。
同馬は05年~07年の中山グランドジャンプ(JGI)を3連覇。今年は同レース4連覇を目指し、18日に来日。ペガサスジャンプSに向け調整が進められていた。
【E.マスグローヴ調教師のコメント】
「昨日、B.スコット騎手が騎乗して気分よく飛越していたので、今日の追い切りは芝で軽く流すくらいでいいと思っていたが、追い切り後に右前肢を痛がるそぶりを見せていたので、エコー検査を実施した。検査の結果、『右前浅屈腱炎』ということで非常に残念ではあるが、ペガサスジャンプステークス・中山グランドジャンプともに出走を回避することを決断した。引退することになると思う。いろいろとこれまで協力してくれた日本の皆様には感謝している」
【B.スコット騎手のコメント】
「芝コースの残り100mの地点で脚をとられた感触があった。脚さばきは悪くなかったのでそのままは走らせたが、流した後、右前肢に違和感があったのですぐに下馬した。馬の調子はとても良かったので、出走できないのは残念だ」
http://www.netkeiba.com/news/?pid=news_view&no=27156&category=A
拙作障害レース観戦記よりカラジが勝った中山グランドジャンプ
2007年の観戦記に以下の様に書いている。
カラジの管理調教師マスグローヴ師のコメント「何と言っても馬が日本を大好きみたいだからね。」12歳馬のGI制覇は史上初か?来年は13歳だが来年もぜひ日本にやってきてもらいたいものである。
来日したがそこでレースに出走せず引退決定とはね。残念なことである。